青春時代とは [日記]
三寒四温とはよく言ったもんですね。
ダウンジャケットとモッズコートを日替わりで着ている日々が続きます。
明日もまた寒いそうですから体調には十分注意しましょうね(^^)
憧れていた青春はどこに
ワタクシ小学校6年から中学1年の間、家庭教師が付いていた時期があったんですよ。
いえいえ、別にいいとこの坊っちゃんというのではなくて、単に学校の勉強についていけなかったんです(T_T)
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ワタクシの父が、転勤が多く一つの学校に入学から卒業までいた事がなかったんですね。
まあ、関東中心でしたけど西は三重県から、東は東京と大学に入学するまで6県7都市を転々としました。
使用している教科書も違う場合がありますし、授業の進め方や重要視する部分も先生によって違ったりします。
そして、トドメは神奈川に転校するさいに知ったアテストの存在です。
今はもう無いみたいですけど、当時は高校入学のための必須テストみたいな言われ方をしていました。
まあ、どちらかと言えば要領のいいほうだったので、そこそこの点数は取れていたんですけど、親友ができないんですよ。
友達はできても、長く付き合えるような親友に巡り会えない。
いえ、出会っていたのかもしれませんけど、ほんの一、二年で転校を繰り返していると、そこまで仲良くはなりません。
「あ~、コイツと一緒に修学旅行行けたら楽しいだろうな」
なんて思っても、まず一緒に行けた試しがありませんでした。
今でしたら、SNSや携帯で離れてもやりとりできるんでしょうけど、当時の小学生にできる通信手段といえば年賀状くらいしかありませんでしたからね(T_T)
そんで、親のほうがいろいろ気を使ったのでしょう、勉強以外にも何かしらの効果を期待して家庭教師を付けることになったようです。
ワタクシの先生は、当時大学の3年生で細身で黒縁眼鏡を掛けた、長髪のお兄さんでした。
気さくで、冗談も面白く、教え方も上手でした。
ある時、母に頼まれて先生の家へ届け物をする事になったんです。
紙に書いてもらった地図は、家から通っていた小学校までの途中にあり、説明を聞いただけで
「ああ、あそこか」
と、想像できるほどでした。
まあ、そういう場所だからこそ小学生にお使いを頼んだんでしょうけど(^^)
で、勇躍向かってみると、なんと先生の住んでいる場所は下宿でした!
アパートでもマンションでもなく下宿です!
1階に大家さんが住んでいて、共通の玄関を開けて2階(たいていの場合)の一部屋を借りている……そんなシチュエーションの下宿だったんですよ(^^)
当時、ワタクシ小学校、中学校と青春モノのドラマの大ファンだったんです。
「飛び出せ青春」
「俺たちの旅」
「俺たちの勲章」
「俺たちの朝」
「俺たちの祭」
など、毎日やっていたんで再放送だと思うんですけど、もうドップリはまってたんですね。
高校、大学、刑事と、どれもまだ見ぬシチュエーションでありながら、友情の大切さや、プラトニックな恋愛模様にグイグイと引きこまれていきました。
なかでも、俺たちの旅における大学生の姿というのは、憧れ以外の何物でもありませんでしたね。
ですから、ドラマの中でしか見ることのなかった下宿を実際に訪ねることができたのは、とても嬉しかったんです。
四畳半の和室には、座卓と座布団があるだけで、あとは部屋の隅に3つに畳まれた布団があるだけでした。
もう、まんまカースケの下宿ですよヽ(=´▽`=)ノ
ませた友人に教えてもらったギターの曲も、フォークソングばかりで、神田川や22歳の別れなど、当時の大学生をモチーフにした曲が多かったです。
初めて見た、ナマ大学生の下宿部屋は新鮮そのもので、ぺしゃんこに潰れた座布団も、裸電球からぶら下がった紐も、何もかもがかっこよく見えました。
それからというもの、休憩時間や食事の時間に、先生の大学生活の話を聞かせてもらうことが何よりの楽しみになっていったんです。
先生から聞いた話は、どれもステキだったんですが、総じてワタクシガ受けた印象は、なんて自由なんだろうというということでした。
勉強をするのも、バイトをするのも、遊ぶのも全部自分で決めて自分でやる。
何から何まで親や先生の言うとおりにしている自分とは大違いだったんです(ま、小学生ですからね、それが普通なんですけど)
そして、また普段着がかっこいい(*´ェ`*)。
ワタクシが訪ねたのは、ずいぶん寒い時期だったと記憶しているんですが、ぼさぼさの長髪に、よれよれのジーパン、手編みっぽいやたら分厚い白いセーターの上から、ドテラみたいな綿入り絆纏を羽織ってるんですよヽ(=´▽`=)ノ
It's a Daigakusei!!
そんなこんなで、ワタクシは知らず知らずのうちに、自分の中で大学に行くんだ!という夢ができてしまったんです。
大学に行って、下宿をして、カースケやオメダやぐず六のような友人を見つけて、洋子ちゃんみたいな恋人を見つけて……と、日毎に夢と妄想をふくらませていったんですね(^^)
幸い、父の転勤はワタクシガ高校2年の時に一段落し、それ以降は実家に腰を落ち着けて暮らせるようになりました。
濃い友達ができなかったということもあり、そこそこ、勉強もまじめに取り組んでいたワタクシは、なんとか志望した大学に入学することができました。
家から通うと2時間もかかるので、当然下宿をば、と意気込んでみたものの下宿がない(T_T)
あるのは、アパートかワンルームマンションのみ。
いえ、探せばあったのでしょうけど、探し方を知らなかったんですね。
下宿なんかは、大学で聞けばよかったんでしょうけど賃貸系の情報誌には載っていませんでした。
おまけに、親がいい顔をしないヽ(`Д´)ノ
まあ、下宿でないのなら一人暮らしはめんどくさいと思っていたので、当分は自宅から通うことにしたわけです。
ワタクシには、まだカースケやオメダを探すという目的があったんです。
ところが、なんか違う……。
大学はすっごいおしゃれで、学食で定食やコロッケうどん食べてるのは運動部の人間ばかり、みんなパスタセットだとか、ハンバーグランチなどを食べてる。
当時は、禁煙だとか分煙だとかはありませんでしたから、あっちでも、こっちでもタバコを吸っているわけですが、まあ、サムタイムの多いこと、まれにお香でも焚いているのかなとおもうと、これがガラムだったりして……( ̄ー ̄)
おまけに会話ときたら、
1位ー女
2位ー車
3位ーサーフィン(当時流行っていた)
もう、ほとんどこの3つなんです。
考えてみれば、当時ワタクシが憧れていた大学生とは、およそ10年の開きがあったんですね。
10年一昔とはよくいったもんですよ。
洗面器持って、彼女と銭湯に行こうにも、すでにアパートにはシャワーが付いているんです(T_T)
喫茶店にボブディランを聞きに行っても、有線放送からはキョンキョンやチェッカーズの曲が流れているんです。
完全に時代は変わってしまってたんでございますね。
大学に入り友人もできまして、生意気にもドライブなんぞに行ったりもしました。
友人の車に乗ると、ボンネットには当たり前のようにキャリアーがついておりまして、カーステからは、必ずと言っていいほど大滝詠一が流れていました。
ゴッデスやクイックシルバーのTシャツを爽やかに着こなし、足元はラフにビーサンを突っかけるか、おしゃれにリーガルをキメておりましたねぇ。
対して、ワタクシの格好といえば、俺達の勲章の松田優作ばりの革のジャンパーにウエスタンブーツ、肩までのばした長髪によれよれのジーパン、ポケットにはディープ・パープルやクリームのカセットテープを忍ばせておりました。
この、カセットテープが陽の目をみることはついぞありませんでしたけど(T_T)
いえね、大滝詠一大好きですよ。
恋するカレンとかね、君は天然色とか、ナイアガラ・トライアングルだってシングル持ってましたよ。
サーフィンだってね、ジョーズさえ見てなければ、自分だってやりたいなと思いますよ。
ただね、みんな目的が不純なんですよ。
女の子にモテたいから、やってるんですもん。
外では、サムタイム吸ってるけど、自分ちでは峰やセブンスターだったり、車では大滝詠一聞いてるのに、自分ちでは森進一の冬のリビェラ聞いてたり……。
ポパイとPiaは、みんな発売日に買って、やれニュートラだハマトラだなんて大騒ぎ、ワタクシ、走るとバターに変わる新種の虎でも見つかったのかと思いましたよ( ̄ー ̄)
あれは、何だったんですかね?
みんな、流行についていこうと必死なんですよ。
友達が少なくて、大学に行くんだって目標と個人的な趣味の為、かなり世間から隔絶された中・高校時代を送ったワタクシには理解できませんでした(仙人か)
それよりも、夢に見ていた大学生活があまりにも、近代的、文化的に豹変していた戸惑いから、一時は不登校になる始末(T_T)
だって、下宿、友人、洋子ちゃんと、小学生時代から憧れていた夢が、いっぺんにコッパミジンコに消し飛んじゃったんですからね(T_T)
この不登校は、幼稚園の園長先生の娘さんと知り合うまで続くんですけどね( ̄ー ̄)
考えてみれば、勝手に夢を追いかけていたのはワタクシの方で、その時代の青春の過ごし方というのは、みながやっていたことが正しかったんでしょう。
ま、ワタクシなぞ、過去の遺物ってやつだったんでしょうな( ̄ー ̄)
結局、ワタクシが本当の意味での友人と知り合うのは、明るいキャンパスの下ではなく、夜更けのスナックでのことになるんですが、それはまたこんどの機会にでも。
本日も、ご訪問頂きまして感謝に絶えませんm(_ _)m
冒頭にも申しましたが、くれぐれもお風など召しませぬように。
僕は家庭の経済的理由で大学に行けなかったので
大学に行かれてたというだけで羨ましいです(^^
年代的に僕よりもちょっとお兄さんなのかな~?
あの頃に携帯やスマホがあれば
今でも連絡ができる友人がもっとたくさんいるだろうなって思います
by 藤並 海 (2015-03-11 00:15)
青春、憧れの世界ですね。
そういえば、ごまパパは学生時代、ぼろアパートでしたよ。
日の当たらない、月3万数千円のアパート。
米屋の大家さんとつながっている長屋?みたいなアパート。仙台でですよ(笑)
今はそのアパート、大家さん稼いだのか立派なマンションになっていました。
懐かしいごまパパママの青春時代ですね(笑)
by isoshijimi (2015-03-11 04:32)
青春はよかった^_^;
大学には行けなかったが、社会に出て楽しみました~
by green_blue_sky (2015-03-11 05:50)
憧れと現実とのギャップってありますよね~^^;
by デルフィー (2015-03-11 08:35)
大学生での不登校・・・色々あるものですね
たなみちゃんの言うとおり、まだまだ寒くってストーブから離れられませんw
by りみこ (2015-03-11 09:20)
mitsuya さま、「ぼさぼさの長髪に、よれよれのジーパン、手編みっぽいやたら分厚い白いセーターの上から、ドテラみたいな綿入り絆纏」と私のことを書かないでください。
サークルも不登校も運動も勉強も就労も結婚も中退も順番めちゃくちゃでやっちゃった時代、愛しくて懐かしいけれど消し去ってしまいたい(^_^;)時代、甦らせたくなかった。
二十二歳の別れは高校のとき、ということは、家庭教師の方とmitsuyaさまの間にいるわけか。
今度はストーカーになってしまいましたm(_ _)m
by ojioji (2015-03-11 11:57)
私は反対に大学生活は憧れの一人住まいを目指していましたが、親が知り合いに頼んで下宿を見つけてくれてました(T_T)
1年間お世話になって生活に慣れた2年からは念願の一人住まい(^O^)
勉強そっちのけでサークルとバイトに明け暮れちゃいましたw
by ニッキー (2015-03-11 15:07)
藤並 海さん、nice!コメントありがとうございます。
そうとは知らず無神経な書き方をしてしまいました、申し訳ありませんm(_ _)m
たしかに大学行けるだけでも感謝しなければいけませんね_| ̄|○
ほんとですよね、携帯だけでもあれば人生変わっていたかもしれません。
by mitsuya (2015-03-11 17:56)
isoshijimiさん、nice!コメントありがとうございます。
あ、ゴマパパさんのアパート、結構憧れちゃうかもです(・.・;)
by mitsuya (2015-03-11 17:59)
green_blue_skyさん、nice!コメントありがとうございます。
なんか、有意義な青春時代を過ごされたみたいで羨ましいです(*´ェ`*)
ワタクシはどうだったんでしょうかねぇ
(´;ω;`)
by mitsuya (2015-03-11 18:03)
デルフィーさん、nice!コメントありがとうございます。
ありまくりでございます(¯―¯٥)
ひょっとしてこうしている今も夢なんじゃないかと思うことがしばしばです( ̄ー ̄)
by mitsuya (2015-03-11 18:05)
りみこさん、nice!コメントありがとうございます。
ホントお恥ずかしい限りでございます
m(_ _)m
いい年して何してたんでしょうね(¯―¯٥)
ほんとに寒くなりそうです、たなみでも抱っこして暖を取ります(^_^)
by mitsuya (2015-03-11 18:07)
大学生活に夢を馳せていざ行ってみると
あまりの変貌に戸惑い・・・。夢見てたものが
いざやってみると何か違う!と思うことよくありますよね〜
一気に夢が覚めたこと多々あります(^o^;)
by komugi0421 (2015-03-11 18:53)
お、ア・テスト経験者ですか?!
私、生まれも育ちも横浜なので、経験ありますよ!
(ああ、世代がバレる・・・)
by JUNJUN (2015-03-11 19:24)
それにしても寒いですね
昨日は、長崎でも零下になったところもありましたよ(; ̄ー ̄)…ウウウウウ
by てんてん (2015-03-11 21:38)
ojiojiさんコメントありがとうございます。
なんと、あのファッションをされていたとは(・.・;)
羨ましすぎます(¯―¯٥)
by mitsuya (2015-03-11 22:12)
ニッキーさん、nice!コメントありがとうございます。
下宿経験者なのですね、羨ましいっす(¯―¯٥)
サークルにバイト、成功者ですね( ̄ー ̄)
by mitsuya (2015-03-11 22:20)
私は自宅通学でしたが、友人の下宿は風呂なし、トイレ共同の「俺たち・・・」風でした^^;
ドライブして、テニスして、スキーに行って・・・もうちょっと勉強しておけばよかったと心から思うこの頃です。
by ゆきち (2015-03-11 22:21)
komugi0421さん、niceコメントありがとうございます。
だから、夢というのかもしれませんね。
ま、ワタクシの世間知らずが原因だったのかもせれませんが(¯―¯٥)
by mitsuya (2015-03-11 22:23)
JUNJUNさん、nice!コメントありがとうございます。
アテスト経験者ですか?いやー懐しいっす。
何だったんでしょう、一つ試験が多くて損した気分です(¯―¯٥)
by mitsuya (2015-03-11 22:26)
てんてんさん、nice!コメントありがとうございます。
いや、ホントに寒かったですよ(´;ω;`)
by mitsuya (2015-03-11 22:33)
青春シリーズに憧れ、高校生活に夢破れ‥。
あんな世界は無いんだな‥と、つくずく思ったものでした。
by amaguri (2015-03-12 20:48)