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閲覧注意(^^) 虫の話です。 [動画]

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まあまあ、たなみちゃんも、そんなにむくれないで^^;

今日は、先日の植物免疫法に絡んだお話をもう一つ……。

世界中からこんにちは

昨日、メール便終了の話題にかこつけて、植物免疫法のお話をさせていただきました。

以前、このブログでもちょこっと触れたことがあったと思うんですけど、ワタクシ昔、虫も飼ってたんです。

あ、言っときますけど、ゴキじゃないですからね( ̄ー ̄)

カブトムシとか、クワガタムシです。


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ワタクシ、30代の頃でしたかね、何をやってもうまくいかない時があったんですよ。

仕事のことも、家のことも、うまくいかず、望まない引っ越しなんかもあったりしましてね。

かなり、落ち込んでいたんです。

そんな時、たまたま家族で寄ったホームセンターに、外国産のカブトムシが売っていたんです。

コーカサスカブトムシという、東南アジアのカブトムシです。

もうね、アドレナリン出まくり、よだれ垂れまくりだったと思います。

一番、似ているのは、そうですね……、かっこいいものを見た時の、チョッパーの目の輝きでしょうか(^^)

「スッゲ~!!!」

みたいな。


ワタクシ、子供の頃本が好きだったんですが、その本の中には図鑑もあったんですね。

一番好きだったのが、昆虫のカブトムシの項目。

日本のカブトムシの何倍も大きくて、信じられない形状の角や顎に、子供心を鷲掴みにされていましたヽ(=´▽`=)ノ


あ、関係無いですけど、子供の頃からワタクシ、極度のビビリだったんですね。

まず、魚類図鑑のサメのページは、1m離さないと見れませんでした。

動物図鑑の猿のページは、息を止めてページをめくっていましたね(これの理由については、近いうちに記事にすると思います)

で、昆虫のページも、カマキリやチョウチョの幼虫(芋虫ちゃん)なんかのページは意識的に飛ばしていましたね(^^)

ですから、せっかくの図鑑もずいぶんと偏った知識しか取り入れることが出来なかったようです。


話を戻します。

それで、件のコーカサスカブトムシ、お値段がペアで5.800円!

??安くね?

いや、うちの奥様もそうなんですけど、たかが虫に100円だって払いたくないわよ!

という、ご意見は当然なんですけどね、子供の頃から憧れていた異国のかっちょいいカブトムシが、この値段?って思っちゃったわけですよ。

植物免疫法が改正されて、それまで輸入できなかった昆虫類が、一部解禁されたんですね。


東南アジアからの昆虫は、当時、すでに流通ルートがあったらしく安かったんでしょう。


はい、初めて嫁の前で駄々をこねて、購入しました。

飼育ケースやら、餌やらで1万円くらいはしましたかね、たかが虫に( ̄ー ̄)


で、これが、ハマっちゃったんですよ。

当時は、飼育されている方はそれほど多いわけでもなく、インターネットで情報を集めながら試行錯誤の繰り返しでした。

卵から成虫になるまで、数カ月から数年かかるんですね、だから、落ち込んでいる暇もないし、また、未来が楽しみになってきたんです。

来年、この子はどうなっているんだろうか?とかね(^^)

その後、昆虫専門店なども出来て、いろいろな珍しいカブトムシが購入できるようになります。


テレビで、オオクワガタ80mmで1.000万円なんて、言われてたのはちょうどこの頃ですね。


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何が楽しかったって、いろいろ飼育道具を工夫することが楽しかったですね。

100円ショップなんかで、幼虫用のタッパーをみつくろったり、潰れたお店からただで、冷蔵庫をもらってきたり……。

温度管理にエアコンなんて使えないですから、冷蔵庫にサーモスタットを付けて、飼育するんです。

冷蔵庫は、家電の中で、もっとも故障しづらいらしく10年落ちなんかの冷蔵庫は、リサイクルショップで数千円で購入することも出来ました。


数mmしかない、乳白色の卵が孵化して幼虫になり、やがて蛹になります。

そして、あの堂々としたカブトムシになるのに、短いもので10ヶ月、長いものですと2年を越えます。

ワタクシは、蛹のときが一番好きでした。


ビビリであるワタクシは、必要以上に足がたくさんあったり、全く無かったり、足が吸盤になっているような連中は、常に恐怖の対象でした。

毛虫も芋虫もムカデもなめくじもミミズも全部ダメです(´;ω;`)

でも、カブトムシやクワガタの幼虫である芋虫だけは、平気で触れるんですよ(^^)

なんででしょう???


メキシコ産のゾウカブトの幼虫なんか、メロンくらいの大きさになりますからね( ̄ー ̄)

それが、さわれちゃうんだから、自分でも不思議です。


贔屓にしていた昆虫ショップから、採卵を頼まれたり、多く育てることができた虫を引き取ってもらったり、楽しかったんです。


それが、ある時、ぱったりやめてしまったんです。


理由はですね、お金です。


昆虫が、お金になるということでブローカーみたいな連中がたくさん出現したんですね。


たとえば、ニジイロクワガタというポピュラーなクワガタ虫がいるんですね、玉虫色に輝く美しいクワガタです。

オーストラリアに生息するクワガタなんですが、当時は毒蛇の生息する山でしか採ることができないとかで、ペアで300万円もしたんです。


ところが、この子たち、日本の気候でも平気な上に、多産でプリンカップくらいの容器で簡単に育てることができるんです。


卵から、成虫まで8ヶ月しか掛からないのですが、そうなると、希少価値は一気に下がります。

2年後には、なんと3.000円になってしまいました( ̄ー ̄)


高く売れる虫を求めて、ブローカーが世界中を飛び回ったんでしょう。

いろんな昆虫が日本に入ってくることになります。


一番長い間、最高値を記録していたのは、このカブトムシですかね。

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サタンオオカブトというんですが、ボリビアのほとんど点に近いような、限られた範囲にしか生息しないカブトムシです。

ボリビアは、長いこと内戦状態が続いている国で、実弾が頭の上を飛び交う中を、カブトムシを求めて彷徨うってのも、現地の人から見れば迷惑な話でしょう。


しばらくの間、このサタンオオカブトは、軽自動車なみの金額で取引されていましたね。

こちらは、おなじみのヘラクレスオオカブト、原名亜種です。

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ヘラクレスも、南米から連れて来られた昆虫で、運賃の関係で東南アジアの昆虫に比べて割高です。

サイズにもよりますが、2万円から20万円で取引されていましたね。

 

 



さきほどの、サタンオオカブトのように、自分の命をかけて合法的に採取し、販売するなり育てるなりというのは、まだ理解できます。

ところが、これが人間の悪いところで、お金になるなら少々の犯罪行為をいとわない連中が出てくるんですね。

ワタクシが、決定的に嫌気が差したのが、インドから輸入されてくる昆虫たちです。

ご存知のように、インドでは動植物に関しては、他の国よりも厳格なルールが設けられています。

それは、昆虫とて例外ではなく、許可無く採取すれば禁錮刑に処せられます。

しかし、それをあの手この手で密輸してくるんですね。

しかも、ごていねに、その一部始終を専門誌に掲載するバカも現れるしまつ。

さしずめ、今ならバカッターですね( ̄ー ̄)


かわいそうなのは、捕まった昆虫たちです。

 

お腹のところだけ穴の空いた(昆虫は足の付根で呼吸します)真空パックみたいなもので、動けないように圧着され、カバンやコートの裏地に縫い込まれます。

インドから、羽田に着くまで、ほとんど飲まず食わず、動けずの状態で運ばれてくるんです。


こういった連中がはびこるのは、過度に入れ込んだコレクターがいるのも理由の一つなんですね。

犯罪スレスレの行為をしても気づかない、一部の鉄道マニアと一緒かもしれません。


当然、非合法で国内に輸入された昆虫は、値段も高いです。

そういった昆虫を手に入れたコレクターが、次にするのは何だと思います?


そうです、標本です。

なかには、ペアリングして、受精させてからというマニアもいるみたいですが、符節欠け(昆虫は弱ってくると足の関節から先がもげてしまう)する前に、完全な状態で標本にしてしまうんです。


もうね、こうなるとワケが分かりません(´;ω;`)


自分は、人生に嫌気が差した時、ホームセンターで出会ったコーカサスカブトムシに、少年時代の胸のときめきを思い出させてもらって、未来への希望と勇気をもらいました。


足が欠けようが、羽がもげようが、硬くなって動かなくなるまで一緒に暮らします。

死んでしまっても、生ごみと一緒になんか捨てられませんでした。


少年時代、手の届かない存在。

異国のジャングルで、悠々と暮らしていた昆虫の王様たちが、安っぽい商品にされてしまったことに、遅まきながら気がついたんですね。


カブトムシが羽化後1年なのに対し、クワガタムシは羽化した後、最長で3年ほど生きます。


最期の、メスのアンタエウスオオクワガタが天に召されるまで4年かかりましたが、その後、飼育用具は全部始末しました。

そして、その数年後、オークションでの昆虫の取引が禁止され、現在では昆虫バブルも一息ついているようです。

お金にならなければ、わざわざ危険を犯して、昆虫を輸入する連中もいないでしょう。


昔のように、ジャングルの中で堂々と生活してくれることを願っています。

最後に、一番のお気に入りだった「ドウイロクワガタ」ちゃんです。

文字通り、銅色のボディがたまりません(*´ェ`*)

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はい、そこ!ゴキと一緒とか言わないヾ(*`Д´*)ノ"

 

いやあ、長くなってすみませんでした。

いけませんね、にゃんこブログのはずなのに……、はい、本日の動画はアップテンポのたなみちゃんです(^^)

コーカサスカブトより元気もらえますよ∩(*・∀・*)∩ファイト♪

 


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コメント 24

そらまめ

あら、一番にょりです(笑)
子供の頃はタマムシの色がきれいで
死骸を平気で拾ってきたりしてたのですが・・・
今はなぜか虫がこわいー・・・
ゴハン台ご応募ありがとうございます。
抽選までもう少しお待ちくださいね~。

by そらまめ (2015-02-21 23:23) 

藤並 海

そんな事があったのですか・・・
全ての生き物が幸せに生きていけると良いですね

そういえばゲームとの関係もあって
一時期昆虫ブームになっていましたね
一部外国の地域では農作業をするよりお金になると
農業放棄をして昆虫を捕って生計を立てる人が増え
農地が荒れて問題になったりしてました

いつも自然の形態を壊してしまうのは
お金のことしか考えない人間なんですよね(・・;
by 藤並 海 (2015-02-22 00:27) 

isoshijimi

昆虫のことはよくわかりませんが・・・そんな時代があったのですね。

チラシめっちゃチェック!?していますね。
笑っちゃいました(^^)/
by isoshijimi (2015-02-22 06:11) 

green_blue_sky

昆虫も災難ですね(^_^;)
大人になると昆虫を触らなくなりました~
ビールはおいしかったですよ(笑)
by green_blue_sky (2015-02-22 07:46) 

ojioji

思っていたとおり、封印された甘美の世界を持たれていしましたか。
ボリビアにカブトムシゲリラも暗躍していたとは。
インドからの密輸の話、昆虫たちを思うと怒りの涙が。
齢なのですぐに感情が昂ぶります。

クワガタさん、三年も四年も生きるのですね、
てっきり半年から1年と思い込んでいました。
四年も世話されたクワガタを看取られてご立派です。
田舎だったので、カブトやクワガタは牛の糞や敷きワラの堆肥の山を掘ると芋虫がごろごろと。カブトを猫と戦わせて胴体を食われたカブトが頭だけになってからも半日動いていたり、罰当たりなことをしたものです。
ところで、ドウイロクワガタさんを愛せるのに、ゴキブリへの嫌悪、
理解しかねます。私が齢とともに、アワビは舌舐りするのに女人のあわびを舐められなくなったようなものでしょうか。
by ojioji (2015-02-22 08:13) 

デルフィー

虫は苦手ですが、虫にだって命があるのにかわいそうですね;;
たなみちゃんのチラシチェックは激しいですね(笑)
by デルフィー (2015-02-22 08:13) 

mayu

クワガタやカブトムシは、見かけませんね。高値になるという話は聞いたことあります。人間の都合で、多くの生き物は災難ですよね。

by mayu (2015-02-22 08:23) 

amaguri

大変参考になりました。
ここ2年ほど家の中で「ゴキブリ」を1っ匹も見かけませんでした。
マンションのベランダで育てていた花に、残り物の野菜を肥料代わりに置いていたのが良かったのか、外では見かける「ゴキちゃん」も家の中には入ってきませんでした、結果無用な殺生もしなくてよかったです。
by amaguri (2015-02-22 11:51) 

komugi0421

私も芋虫けむし、ナメクジなどは大嫌いですが
昆虫類は比較的大丈夫です!カブトムシ私も小さい時に
父が仕事帰りに山で捕まえてきてくれて飼っていました。
お金のために犯罪を犯してまで捕まえてくる人たちが
いるのは困りますね!
by komugi0421 (2015-02-22 14:56) 

raomelon

田舎育ちなのでカブトムシは見慣れていますが
その前の段階は無理です^^;
たなみちゃん賢い主婦になれそう~
by raomelon (2015-02-22 14:57) 

すがめ

私は女ですが30代半ばにカブトムシ飼育をしました♪
違法スレスレのコレクターは嫌ですね…
by すがめ (2015-02-22 19:30) 

mitsuya

そらまめさん、nice!コメントありがとうございます。
図々しく応募させていただきましたm(_ _)m
玉虫も綺麗ですよね(*´ェ`*) でも、あの幼虫は結構グロいんですよ^^;
by mitsuya (2015-02-22 21:31) 

mitsuya

藤並 海さまnice!コメントありがとうございます。
ムシキングですね?今じゃ妖怪ウオッチですもんね。みんな業界に仕掛けられたんだと思うとちょっと切ないです(T_T)
仰るとおり、インドや東南アジアでは、虫取りを生業にしている貧しい人がたくさんいるそうです(T_T)
by mitsuya (2015-02-22 21:35) 

mitsuya

isoshijimiさん、nice!コメントありがとうございます。
新聞、チラシ大好きで困っちゃいます(T_T)
以前は、座ってチラシを読んでたんですけど正面から突っ込んでくるので、床において読むようになりました(´;ω;`)
by mitsuya (2015-02-22 21:37) 

mitsuya

isoshijimiさん、nice!コメントありがとうございます。
いっぱい、飲まれたんですもんね?いいなあ( ̄ー ̄)
大人になると、なかなか虫と接することってないですよね。
by mitsuya (2015-02-22 21:39) 

mitsuya

ojiojiさま、nice!コメントありがとうございます。
自分でもわからないんですよね(゜-゜) なんで、ゴキブリやミミズがダメなのか。
しかし、それにしてもojiojiさまの例えは危なすぎます!!たしかに、そういった傾向がないとは言いませんが……( ̄ー ̄)ニヤリ Googleの検閲に引っかかるかもです(^_^;)
by mitsuya (2015-02-22 21:42) 

mitsuya

デルフィーさん、nice!コメントありがとうございます。
デルフィーは、お花を愛でていてくださればいいんです。
虫なんて触れなくていいんですよ(^^)
これからも、きれいな写真をお願いしますねm(_ _)m
by mitsuya (2015-02-22 21:44) 

mitsuya

mayuさん、nice!コメントありがとうございます。
先日の mayuさんのブログでも、「命」について取り上げられていましたが、ほんとにその通りだと思います。人間の周りで不幸になる動物が多すぎますね(´;ω;`)
by mitsuya (2015-02-22 21:47) 

mitsuya

amaguriさん、nice!コメントありがとうございます。
ほんと、無用な殺生になっちゃうんですよね。目の前に現れなければ、コッチもなにもしないのに……ゴキブリ=悪 みたいに刷り込まれちゃってますからね(´;ω;`)
by mitsuya (2015-02-22 21:49) 

mitsuya

komugi0421さん、nice!コメントありがとうございます。
ポイントは足です。足が多すぎたり少なすぎたり……あと体がぶよぶよしているのもダメですね(´;ω;`)
by mitsuya (2015-02-22 21:51) 

mitsuya

raomelonさん、nice!コメントありがとうございます。
う~ん、散らけたチラシを片付けるようになれば、いい主婦になると思うんですが……やりっ放しですからねぇ(´;ω;`)
by mitsuya (2015-02-22 21:52) 

mitsuya

すがめさん、nice!コメントありがとうございます。
え?すがめさんがカブトムシ飼ってらしたんですか?
とても、女性らしい趣味をお持ちのような印象を持っていたので意外です(・・;)
でも、けっこう可愛いですよね(^^)
by mitsuya (2015-02-22 22:05) 

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いては主に
by 카지노사이트 (2020-11-15 13:03) 

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by 카지노사이트 (2020-11-15 13:04) 

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